TAKAKUWA Industrial Products
主に回転する円切断した金属板をヘラ(またはヘラ棒)と呼ばれる加圧体で同心円形状の型に沿わせて成形する加工です。「回転塑性加工」「スピニング加工」とも呼ばれます。
※表記は一般的に便宜上「へら絞り」としているようですが、もともとは「鉸」表記を使用していたところが多いようです。
弊社ではわかりやすく「ヘラシボリ」または本来の「へら鉸り」と表記しています。
ここまでは一般的な ヘラシボリ加工です。
一枚鉸(ひとひらしぼり)の「鉸(しぼり)」とはヘラシボリのことです。
以前は溶接加工などで一体化させていたものを 文字通り一枚の板からヘラシボリする技術のことです。
弊社の特許技術で 説明図④で加工したような折り返した形状物をヘリに向かって縮径(径を小さく)する加工です。
従来技術では一体加工できない形状も一枚鉸(ひとひらしぼり)で可能になりました。
縮径が緩やかな「小さい縮径加工」であれば 「割り型ヘラシボリ加工」「空洞ヘラシボリ加工」で可能になりますが、製品に「型痕」が付いたり精度が落ちたりして美しい仕上がりになりません。一枚鉸(ひとひらしぼり)により「大きな縮径加工」「無型痕」「高精度」という課題を同時にクリアしました。
更にほとんどのケースでは型・加工をより低コストに抑えることができます。※割り型比
「金属板一体加工の可能性を広げた技術」との評価を頂いています。
一枚鉸(ひとひらしぼり)を先ほどの続きで説明しましょう。